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新車へのこだわり

私が子供の頃、父はタクシーの運転手をしていました。

ですが何故か我が家には車が無く、2~3年に一度しか行く事が出来なかった家族旅行は、父が友人から借りた車で行っていた事を思い出します。

 新車へのこだわり

新車へのこだわり

 

 

今から約40年以上も前の話ですが、一般家庭にも自動車が普及していた時代で、私は友達から

「お父さんはタクシーの運転手なのに何で家に車がないの?」

と何度も尋ねられて、子供心に我が家は本当に貧乏なのだと思い、家に車がない事が恥ずかしい事だと思った事を思い出します。

そんな貧乏な我が家でしたが、時代の流れと共に両親も車を購入する事を決意したようで、私にとって念願の車が、貧乏な我が家にもやって来ました。

父が初めて買った車は、今でもはっきり覚えているのですが、スバルの軽自動車でした。

シルバーだった事しか覚えていませんが、その車で家族で出掛けるのが嬉しくてたまらなくて、車の中で大はしゃぎした事を覚えています。

そんな私を見て両親は

「それ程車を買った事が嬉しいのか?」

と言っていた事も懐かしい思い出でもあります。

それ程嬉しかったのに私は子供の頃は車酔いが酷く、10分程車に揺られると気持ちが悪くなって吐いてしまうのが悩みでした。

 

 

特に新車は塗装などの臭いが気になってすぐに吐いてしまうから、遠出する事が出来ないのが当時の私の悩みでもありました。

その後、父は何度か車を買い換えましたが、中古車を買った事はなく必ず新車で購入していました。

父には何故か中古車よりも新車にこだわりがあったようで、新車を買って長い期間大切に乗ると言う信念があったように思います。

その為に近所でも有名な位に、車を大切のする人で、子供の私が車の中でお菓子を食べる事も絶対に許さないし、汚れた靴で乗るのも大変嫌がって、乗せて貰う事は出来ませんでした。

父の車が汚れていて汚いと思った事は一度も無い位に、何時も外見はピカピカに磨き上げ、内側もゴミ一つない位に綺麗に掃除がされていました。

家の掃除など一切した事のない父ですが、休日になると愛車の掃除を念入りにして、私も手伝った事がありました。

何かの拍子に車を傷つけるような事があると、大変な出来事で、途端に父の機嫌が悪くなって、家族はピリピリとして父のご機嫌を伺っていて、子供心に父が車を大事にしていた事が理解できたのですが、私達家族よりも車の方が大切なのかも知れない、と淋しく感じたのも事実でした。

そんな父は脳梗塞で亡くなるまで4、5台の車を購入しましたが、どれも新車ばかりを購入して大切に乗っていました。